<ご案内>冬の軽油は凍結注意!寒冷地では寒冷地仕様の軽油を給油しましょう!
2025/11/12(水)
ディーゼル車が冬になるとエンジンがかからない。
そんなトラブルが起きたことはありませんか?
ディーゼルエンジンでは燃料に軽油を使用しています。
軽油は気温の低下により、シャーベット状(凍るような状態)になる性質があります。
寒冷地で軽油がシャーベット状になると燃料フィルター等が詰まり、
最悪の場合エンジンが始動出来なくなります。
それを防ぐために、軽油は地域や季節に適合した5種類に分類され供給されています。
【軽油の種類】(凝固点)
【特1号】 (+5℃以下)
【1号】 (-2.5℃以下)
【2号】 (-7.5℃以下)
【3号】 (-20℃以下)
【特3号】 (-30℃以下】
比較的温暖な地域では【特1号】~【2号】が使用されていますが、
冬の寒冷地では【3号】~【特3号】が使用されています。
例えば、冬に暖かい地域から寒冷地へ行く時は、
目的地へ到着するまでの必要な量だけを給油し、
到着後に現地で
<寒冷地仕様>
【3号】
または
【特3号】
の軽油をタンク容量の半分以上を目安に給油する事をお勧めします。
寒冷地仕様の軽油を給油される際は事前に目的地近くのガソリンスタンドが
どの種類の軽油を取り扱っているか確認しておく事が重要になります。
※高速道路のPA・SAで給油される場合はNEXCOのホームページ上に
取扱い種別や期間が掲載されています。
それとともに、夏場に寒冷地用の軽油を使用すると流動点が低すぎて
燃料機器のトラブルを起こす可能性があるので、
トラブルを未然に防ぐ為に軽油は季節によって
変わるものという意識を持っておく事が大切です。